熱帯魚の餌



熱帯魚の餌やり-冷凍赤虫


熱帯魚の餌



餌の種類 - もっとたくさんあります!


人工飼料

 熱帯魚の餌は種類がたくさんあります。魚種や生物の種類ごとに千差万別です。それは世界中のいきものの食べている自然の餌ですから、自然のいきものということになります。自分が飼っているいきもののために、世界中から、餌となる生き物を輸入するのは不可能な話ですので、人工的に人間が都合よく使えるようにした餌が開発されています。



フレークフード

これが一番有名です。熱帯魚の餌といえば、3色の薄い紙のような餌です。初めて熱帯魚が出回った当初は、金魚の餌しか見たことがなかったので、フレークフードが紙で魚が飼えるのかと勘違いしたくらいでした。それから、だいぶ時間も経ち、今では高品質なフレークフードができました。主原料は3種類がメインで、主に、動物性たんぱく質(おもに魚肉、オキアミ)、植物性成分(スピルリナなど)、栄養補助成分(抗酸化物質やビタミン類など)です。

オキアミよりも魚肉が多いですし、オキアミはエビのなかまではありませんから、熱帯魚はエビを食べているというのは少し疑問です。小さい熱帯魚は大型の肉食魚とは違うと言われていますが、食べているものは魚肉なら、肉食ではないかとおもうのですが、おそらく水生昆虫などを食べているのでしょうか、また、口に入れば小魚でもなんでも食べるということなのかもしれません。

昔は外国のフードが有名でしたが、魚好きの日本では養殖技術が発達しています。物凄いと思います。そのため、餌も豊富にあります。



小型熱帯魚の餌

テトラ、コイ科の魚、小型シクリッドなどの魚には、 熱帯魚用のフレークフードが最適の餌だと思います。



コリドラスの餌

コリドラスタブレットというものが売られています。これは便利です。 コリドラスは底をうろうろしている習性があるため、沈下性のフードが便利です。フレークフードでも沈めば食べますが、それまでに他の魚に食べられてしまうと、大食いのコリドラスはうえてしまいます。



プレコの餌

プレコフードというものがあり、水にしずみます。草食性の強い魚に適していて、沈みます。プレコは長時間かけて餌を食べるので、水をあまり汚さず、植物成分の多い餌になっています。



シクリッドの餌

中型シクリッドなどに適した粒のフードです。フレークフードでは量が与えられないため、このような形状にしたものです。食べのこすとかなり水が汚れるので与える量には注意が必要です。



ナマズの餌

中型から大型のなまずに与える餌です。粒状で沈むような餌が多いです。また、栄養価が高く、肉食の魚に生き餌以外の餌としてメインに与えることができます。



エビの餌

水に沈み、小さいエビに適した餌です。草食性の強い傾向もあるため、植物成分が強化されているものが多いです。かなりこだわりのブレンドなどがあります。



金魚の餌

粒になっている餌が多く、浮遊性があり、水面に浮いています。上を向いていることが多い金魚が食べやすいのと、底に沈むと底砂に紛れてしまうので、これは水をあまり汚さないのでいいです。また、金魚は高カロリーを求めるようです、フレークフードの場合、相当な量を与えていないとすぐに痩せていってしまいます。



コイの餌

日本の錦鯉の餌です。これは歴史があり、かなり発達しています。 幼鯉から大型になったものまで、とても有名な餌があります。また、成分も色を綺麗にさせるものから、冬場の消化の良い餌まで、さまざまなものがあります。





餌やりの頻度、量


一般的には、「頻度は1日に2回、5分以内に食べきる量を与えます。」とかかれています。

しかし、そんなにあげたら大変です。これはマキシマムだと思ったほうがいいと思います。最大限与えて、大きくするために与えられる餌の量かもしれません。

もちろん、一日五回という驚異的な飼育方法も金魚の世界ではありますが、普通はそこまでしません。

逆に思うのが、餌やりをどれだけ最小限に抑えられるかが、水質悪化を抑えて、魚の太り過ぎによる弊害を防ぐことが出来ていいと思います。

よく、餌やりをしすぎていると、魚が太り、さらには腹水病になってだめになってしまいます。これは太ったからいけないのではなく、餌やりを多くしすぎて、糞の量が増え、水が早く汚くなり、水換え時期を逃してしまい、病原菌が増えてしまい、腹水病になったと考えられます。

得てして、餌が少なくて、栄養失調、成長不良になるというのは、本当に稀なことです。

それはもちろん、腹が減っこんだようになったり、ガリガリしているのが見てわかるようだと、餓死する危険性もあります。しかし、よく言われているように栄養が足りなくて、病気になるケースは稀で、ほとんどが餌やりによる水質悪化による病気が原因でだめにしてしまうようです。

成魚であれば、一日に1回、5分以内でもいいかもしれません。

*ただし、魚種や餌の種類によって異なります。稚魚の間は頻繁な餌やりが必要です。ご自身で判断して調節して下さい。

そのほうが、不要に水が汚くなることがなく、水換えの頻度が減ります。これは、不思議かもしれませんが、与えた餌が少なければ、水換えの頻度が少なくすむということになります。また、魚も餌を多めに与えるより、少なめにしたほうが長生きするような気がします。データはありませんが。

自分のためにも魚のためにも、餌のやりすぎには注意を、そして、ほどほどにしておくというのがいいのだと思います。





日本の飼料メーカーの餌は凄い


日本は魚を食べる国として世界でも有名です。

さらには魚などのあらゆる魚介類を可能な限り養殖しています。そのため、餌となる飼料は漁業用の本物の餌があります。

これは安く、いいものです。ただ、観賞魚飼育においてはまれに不適なものもあります。それは魚を大きくすることを目的に作られていて、水を汚してしまうものがあるということです。

それ以外においては大変優れていると思います。

また、漁業用の飼料メーカーではなく、観賞魚用の飼料メーカーが優れた餌を販売しています。







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