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水槽 ライト、照明
水槽 ライト、照明
照明の役割
水槽の照明は目的に応じて選択しなければなりません。そうでないと、意味がない買い物をしてしまうことになります。ある意味、照明とはもっとも大事なことの1つかもしれません。まず、水槽の照明には2つの目的があります。人間が見るための明かりとしての照明。
もう1つは、植物などを育成するための照明。これは太陽のかわりです。
蛍光灯、メタハラ、LEDという水槽照明の選択
普通は蛍光灯で充分です。
主に強い光、植物が成長するにはメタハラランプがいいと言われていますが、本当にバランスがいいのはハロゲンランプであったりします。しかし、発熱、電気代などのことを考えると、難しいものです。ハロゲンランプはよほどしっかりとした設計にしないと、発熱で火事になることも考えられます。工事用の照明のハロゲンランプを手に照射すると、光があたっているだけで手がやけどしそうになりました。
メタハラも発熱が激しいですが、いいというのは色合いや雰囲気であると思います。
光量はどうでしょうか?メタハラランプに蛍光灯が併設されていて光量を補っているものもあります。
メタハラはランプが球になっています。蛍光灯のように棒状に広い面積から照射される光ではありません。
この場合、カメラのフラッシュと同じような感じで、どうしても影になる部分が増えてしまいます。それを味とするのか?光が当たらない植物があって困るのか?ということです。
LEDは優れた照明です。
球数を増やせるので、広い面積から照射できます。
電気代にも優れていると思いがちですが、それなりに明るいLEDは電気代も消費します。発熱もあります。
LEDの光は偏りが激しく、植物が育つのにいいのかわかりませんが、意外と育つもののようです。
蛍光灯もインバーター内蔵というものがあります。これは、電球形の蛍光灯には内蔵されているのですが、直管式蛍光灯でもインバーター回路内蔵のものもあります。これは2割くらい明るいと言われています。
こちらは同じ蛍光管を使っても、明るくなるのでだいぶお得な感じです。ただし、発熱が激しくなります。
色温度とは
ケルビン(K)で表します。
大きいほど青白く、小さいほど赤っぽく見えます。
海水魚水槽には青白い、色温度の高い蛍光灯が使われることが多いです。
鑑賞するための照明で、植物を育てるのには不向きなようです。明るさは通常の蛍光灯よりもずっと弱いため、育つには難しいようです。
一般の蛍光灯には、昼光色、昼白色、電球色などとありますが、色温度が高いということで違いが有ります。
育成用ランプはこれらの照明と比べると、色温度は低めで昼白色か、それよりもくらい感じがします。
光束lm(ルーメン)
昔はルックスとう言葉をつかっていましたが、いまでは光束lm(ルーメン)が基本です。
その照明装置から出る全ての光を合計した量が光束lm(ルーメン)となります。
これが大きいほど、その装置はたくさんの光を送り出していることになります。
照明は単体では使わず、照明装置に装着して使います。これは、背面が金板になっていて、白く色が塗ってあったり、鏡のような反射板になっています。これは、背面にいった光も逃さずにしっかりと、対象物へ向けて照射するためにこのようなものになっています。
色が不自然に違うもの、電球色の蛍光灯などはかなり、光が弱くなっています。青色も同様です。白に近いほうが光束も多くなっているようです。
演色性Ra、CRIとは
太陽光を100として、いかに太陽光で見た時のものの見え方に近いかを表す数値です。
これは見えかたの基準で、どれだけ太陽下に近づけられるかというだけのものです。
自分の好みだと思います。
水槽の緑が目立つのは太陽光に近いほうがいいですが、若干、青み、紫がかったほうがクールな印象で好かれるようです。
また、なぜか、金魚やメダカは自然光に近い色合いが似合います。
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