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ディスカスの飼育
ディスカスの飼育
ディスカスとは?
シクリッドの仲間でアマゾンに住んでいます。
東南アジアやドイツで改良されたディスカスが輸入されてきます。日本でも国内ブリードのディスカスが出回っています。新しい品種は外国から入ってくることが多いようです。
アマゾンの現地でも、採集だけでなく、養殖や、交配も行われているようです。アマゾン川の一部で網を張って養殖しているのを養殖物というのかアマゾンのディスカスというのかは疑問です。
ディスカスの寿命は長く、5年以上は生きます。また、体力も相当にありとても強いです。
ディスカスの種類
グリーンディスカス(原種)
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レッド・ブルー系ディスカス(原種)
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ヘッケルディスカス(原種)
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レッドターコイズ(改良品種)
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ブルーダイヤ(改良品種)
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スノーホワイト(改良品種)
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レッドメロン(改良品種)
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ビジョンブラッド(改良品種)
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スネークスキン(改良品種)
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ディスカスの飼育水槽の立ち上げ
ディスカスの飼育設備の用意−超低コスト編
いくらでもお金をかけようとすればかけられますが、かけるとそれだけ必死になりすぎて辛くなる時もあります。気楽にかいたい人、分相応に安くディスカスをかいたい人向けの飼い方です。
飼育設備としては、水槽、照明、砂利、ろ過装置、ヒーター、餌、水草、タイマーです。
ディスカスの水槽
いろいろありますが、深いほうが容量があっていいといいますが、それはそれで大変です。
少数で飼いたいという場合は小さくても構いません。しかし、60cm水槽と同じ57L近くは水量があったほうがいいです。
また、らんちゅう用水槽のように平型でも、問題ないようです。むしろ、横に泳げるスペースができて、とっさに逃げる時に便利なようです。自分は、90cm水槽でありながら、水容量が45Lという薄型、低水槽を使っています。
ヒーター
ディスカスはやはり、低温には耐えられません。横たわっていきます。20度を切ってくる頃からそのような症状があります。26度でなくてもいいですが、ヒーター無しはキツイです。
また、夏前は温度を高めに設定していって、冬場は低めにしていくと急な温度変化がおきずにいいかもしれません。とはいっても、適温の範囲内でのことですが。
およそ、自分は21度以上、30度以下を心がけています。
照明、タイマー
これは水草のためなのですが、とにかく、容量が小さい分を水草で浄化しないとやはり追いつきません。そのため、水草と、照明のスイッチを入れ忘れないためのタイマーです。
浮き草なら、照明は1灯式でも十分です。2灯式ではだいぶ明るいですので、水草が育つと思います。高さが低い水槽は1灯式でも、十分な光が底まで届きます。
ろ過装置
これはなんでもいいと思います。ようするに水流さえ作れれば、投げ込み式でも水中モーターだけでも、壁掛け式でもなんでもいいです。
砂利
実はこれが一番重要だったりします。ベアタンクが必須のように言われていますが、濾過能力と掃除のことを考えた最適な砂利が必要です。
水槽自体を濾過槽にしてしまうといういことで、多孔質の砂利を入れています。富士砂などはいいですが、菌がいますのでそのままだとディスカスが危険な目にあいます。病気にかかるリスクなども高いです。できるかぎり、アクアショップで売られているものがいいです。
どうしても使うときには、長い時間、鍋で煮沸して菌類を殺菌して、さらに、他の魚を飼育してしばらく安定するまで待ったほうが無難です。
また、目の細かい砂のようなものをはやめたほうがいいと思います。どうしても、底に汚れがたまってしまい、水替えの時に最悪な状況と成ることがあります。水替えをして、魚を落としてしまうこともあります。
餌
一番大事なのはこれでした。
餌は冷凍アカムシのみです。十分育ちます。コンテストのようにふっくらとは育たないかもしれません。しかし、低コスト飼育では設備的にディスカスハンバーグでは汚れが処理できません。
高いように思えますが、1枚100円からシートが得られています。これで10日以上持たせることもできます。1ヶ月300円でやすいかどうか?他の餌よりは安いと思います。
ディスカスを投入してから、安定するまでの日々
安定していない水槽に投入することは無謀なのですが、それでも、安定するまでに時間がかかります。
かう側のペースが掴めるかということでもあります。それと、どうしても導入当初は病気にかかる個体もいると思います。あたらしい魚を入れるときにはとくにリスクがあります。
それが安定してしまえば、自然と病気とも無縁となります。
ディスカスが安定して飼育できた
安定すると、水草の力もあって、かなり水替えをしなくても普通の熱帯魚と同じペースでも維持できるようにもなります。
この場合、浮き草がいいと思います。オオサンショウモのような平たくてじゃまにならない浮き草は室内水槽でも利用できます。
また、照明との距離が近く、CO2は空気中からすきなだけ吸えるので、水中の栄養源をたっぷりと吸うことができます。
増えすぎたら捨てていきます。それでだいぶ浄化ができているのでしょう。
ディスカス飼育のろ過装置
水槽の形状によって、異なります。
自分は、壁掛け式フィルターを2回買い替え、そのあと、投げ込み式フィルターへと変えました。
投げ込み式の方が濾過能力、というか、水流が弱まることがあまりないので強力な気がします。
また、ろ過自体は水槽の底の砂利が大半をになってくれています。投げ込み式フィルターが底面ろ過装置となっているのかもしれません。
とにかく、多孔質で水通りのいい砂利をしくと、底砂全体がろ過装置となります。水換え時には中にたまった汚泥を掃除しなくてはなりません。
水換え
この場合、少し変わっていて、というか、ベアタンクではない場合、底砂を徹底的に掃除するべきです。
赤虫は糞となると、汚泥のようになって底にしずんで底砂の間から下のほうにたまっていきます。
ですので、いちど、全ての魚を出してから、何回も水を注いでは抜き出してを繰り返して、汚泥を大部分除去してしまいます。
ディスカス同士の縄張り、喧嘩
正常なディスカスであれば縄張り争いをします。
3匹くらいいると、なんとなく、いいバランスがとれたり、水槽のおおきさ、レイアウトによって数は最適なものがあると思います。
しかし、やはり、体格が1.5倍以上離れているとどうしてもいじめられて、よわりがちです。
ディスカスの拒食症
これもよくあります。餌にならしていないときなど。
これはほんとうに苦しみます。もっとも食いつきがいい餌が冷凍アカムシだとされています。
無理をせずに食べてくれる餌で飼育するのがいいと思います。
拒食症の時は、冷凍アカムシから餌付かせるとして、必ず、食べ残しは取り出すことです。半日もたつと、ただの腐敗物になってしまいます。
また、1日あけて、2日あけて、餌を与えるようにしたり、水換えをすると食べるようになったりという習性もあります。
水換えはいいきっかけになるようです。
大きさにもよりますが、1ヶ月〜数カ月食べていないという記録もあります。
また、怯えによるものがあります。物音、足音、騒がしい魚がいることなどです。
コンゴーテトラ、ブラックテトラ、スマトラ、レインボーフィッシュなどが一緒にいるとだめでした。たとえ、1匹いるだけでもびびって餌を食べません。
あたらしい環境になれるまでも食べないようです。すぐに食べ始めるカラシンとは違います。
ディスカスの病気
やはり、ディスカス病でしょう。ディスカスエイズといって恐れられています。
以前、安いショップでかなりひどい目にあいました。伝染します。
そもそも、水槽の中に1匹でも黒いディスカスがいたら絶対に買ってはいけません。また、見えないようにホルマリンで消毒して直した直後のものなどもいると思います。
なぜか、新しい水槽に多いような気がします。また、ワイルドには出にくいような気もします。
また、ピジョンやバーチカルラインがでないタイプはかかっているのか居ないのか分からないのです。黒くなりませんので。
ただ、餌を食べなく弱っていきますので、そこでわかりますが。
ディスカス病の治療を落ち着いてできるようになれば相当慣れた証拠です。
おそらく、とても耐え難いものをみることになります。そして、落ちる個体もいるでしょう。それは本当にショックです。
しかし、それを上手く治療して白点病と同じくらいに直せればだいぶなれたと言えるかもしれません。
自分がやって効果があったのは塩治療です。
薬は使っていません。ショップにやり方を聞くか、自分で最適な濃度や方法を見つけてみてください。
自分がやったのは、海水塩0.5%入れて、2週間程度様子を見たらなおりました。あくまでも1例です。ご自身の判断でお願いします。また、それでも弱った個体は落ちました。
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