熱帯魚の混泳

熱帯魚の混泳


混泳とはレイアウトと同じ、レイアウトの一部なのですが、水草水槽が流行る前はほとんど魚だけでしたので、混泳がレイアウトといえました。

しかし、魚だけの水槽は混泳の難易度が上がります。それに比べれば、水草を植えたり、底砂を敷くことが普通な現在のレイアウト水槽は混泳は楽になったとも考えられます。



熱帯魚の種類の組み合わせ


熱帯魚の混泳は頭を悩ませるところです。見た目のイメージでどういう組み合わせしたら、きれいに見えるかということも非常に難しいところですが、何よりも一番難しい所は、魚同士の相性です。相性といっても特別なものがあるわけではなく、他の魚に害を及ぼすような魚が何種類かいます。これらを理解しておくことが一番手っ取り早いです。

一緒に入れもいじめられてしまったり、食べられてしまうような場合は混泳させることができません。これらの混泳のパターンというのは、熱帯魚の飼育魚解説書なのによく書かれていますが、本当のところは自分でやってみないと何とも言えないところです。

また同じ位の大きさの魚は基本的に混泳できると考えていいです。また、いくらおとなしいと言われていても口に入るほどの小さい魚が目の前にては、ただの餌としか認識されいませんので、体格差のある魚を一緒に飼うのはあまりよくないです。

ただ同じ位の体のサイズの魚でも混泳できない種類がたくさんいます。特に凶暴な性質を持っている物がとても厄介で周りをに迷惑を振りまくものなどがいます。また、ある特定のアフリカンシクリッドと呼ばれる種類は水質の問題から他の似たような大きさの魚とも一緒に飼育することができません。これらの魚は水質の問題もあるのですが、その凶暴さ故に普通の魚はあっという間にボロボロに食べられてしまうからです。



多少の失敗は気にしない


同種を群泳と混泳は別のことです。

違う種類の熱帯魚を数種類飼育することを混泳といっているようです。

ネオンテトラを100匹泳がせても、群泳であって、 混泳ではないようです。

何も考えずに小型のなんとかテトラを数種類泳がせると、普通に飼育できます。しかし、種類が一緒だからよくて、違うと悪いということではないようです。

同じ種類同士で喧嘩をしてつつきあうものも居ます。別に怪我にならなければ自然な行動でいいのです。

また、弱った魚は食べられていくことがおおいです。


ちょっと、目に傷が付いた魚の傷跡が餌だと思われて、他の魚に食べられてしまったこともあります。それでも、どうにか生きていたりします。片目でも生きていられる場合もありますので、大事に飼育してあげてください。

ヒレをかじられるなんていうのはよくあることで、これは飼育する数が多いとそうなりがちです。

テトラなどは、カラシンの仲間でみな歯があります。だいたい歯がある魚が多いです。

そのため、ヒレがボロボロなんてよくあります。

ニジマスの養殖場なんてぎゅうぎゅうに詰め込んでいて、歯がありますので、全部の魚のヒレが端が丸まっています。これはみなかじられてしまっているということで、自然で生活していたニジマスとの違いにもなります。



失敗が嫌なら、1匹だけで飼育する


ディスカスや、トランスルーセントキャットのように1匹だと怯えて餌も食べない魚は別ですが、問題を起こす魚を1匹だけで飼育すると、綺麗に大きく育ちます。

これを鑑賞して楽しむのもまたいいかと思います。小型水槽などがあれば、エアー式の投げ込みフィルターでも入れて簡単に飼育できます。

30cm水槽をたくさん並べて、それぞれ飼育するというのもいいものです。




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